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トム・ハンクスの新作「グレイハウンド」が劇場公開中止、Apple TV+で配信へ

2020年5月22日

Capital Pictures/amanaimages

  •  米ソニー・ピクチャーズが6月に全米公開を予定していたトム・ハンクス主演の最新作「グレイハウンド(原題)」が、劇場公開を中止し、米アップルのビデオサブスクリプションサービス「Apple TV+」で独占配信されることになった。米Deadlineが独占で報じている。


     ハンクスが自ら脚本を執筆し主演を務める本作は、第2次世界大戦の勃発と同時に始まった海戦「大西洋の戦い」を舞台に、念願かなって駆逐艦グレイハウンドの艦長に任命された米海軍将校ジョージ・クラウス(ハンクス)が、劣等感と自己不信に苛まれながらも、艦長としての務めを果たすべく奮闘する姿を描く。


     CAAメディア・ファイナンスとフィルムネイションによる共同出資のもと、ハンクスの製作会社プレイトーンのゲイリー・ゴーツマンがプロデュース。「サイモン・バーチ」「コレクター(1997)」の撮影監督であるアーロン・シュナイダーがメガホンをとる。


     本作は当初、世界配給権を獲得したソニーが、2020年の目玉作品として6月19日に全米公開する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ハリウッドメジャー各社が公開スケジュールの大幅な調整を迫られたことで事態が急変した。


     同サイトが関係者から入手した話によれば、ソニーが放棄した配給権をめぐり、米配信サービス大手の間で密かに争奪戦が繰り広げられた結果、Apple TV+が推定7000万ドル(約75億円)の高値で競り落としたという。Apple TV+がサービスを展開する世界100カ国超で独占プレミア配信されるとのことだが、配信日については現段階で明らかになっていない。


     Apple TV+は現在、NetflixやAmazon Prime Video、Disney+、HBO Maxといったライバルと互角に競い合うべく、オリジナルコンテンツの獲得に力を注いでいる。「グレイハウンド(原題)」のほかにも、先ごろプレミア配信されたアンソニー・マッキー&サミュエル・L・ジャクソン主演の社会派ドラマ「ザ・バンカー」をはじめ、ブライス・ダラス・ハワード監督によるドキュメンタリー映画「Dads(原題)」、ビル・マーレイとラシダ・ジョーンズが共演するソフィア・コッポラ監督の新作「On The Rocks(原題)」など、話題作の配信を多数控えている。

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