シネマニュース

秋吉久美子の女優人生、全網羅! 樋口尚文氏との共著「秋吉久美子 調書」9月刊行

2020年8月1日

  •  秋吉久美子の女優人生に迫る書籍「秋吉久美子 調書」が、9月下旬に筑摩書房から刊行されることが明らかになった。秋吉は、「これは『調書』だからセンチメンタルではいけない。読み物だからつまらなくてはいけない。45年余の女優人生。私は見た。私は挑んだ。そして私は語った。ウソはない。調書だから」と、映画.comにコメントを寄せている。


     映画斜陽の時代といわれた1970年代、圧倒的な魅力を放って銀幕に登場した秋吉。「赤ちょうちん」「妹」「さらば夏の光よ」「あにいもうと」「異人たちとの夏」「深い河」など、数多くの傑作に出演しているが、意外にもこれまで秋吉がたどってきた軌跡ともいうべき作品歴を、批評とデータまで完備して総覧できる書籍は存在しなかった。


     本書は、秋吉と映画評論家・映画監督の樋口尚文氏の共著。樋口氏の監督作「インターミッション」(2013)に秋吉は主演しているが、それ以前から映画人生を振り返る本を出版しないかと提案していたそうで、10年越しでその思いが実現したことになる。


     日本映画史に造詣の深い樋口氏ならではの切り口で分析する「秋吉久美子」論、女優としてのこれまで、そしてこれからを秋吉が語り尽くすロングインタビュー、映画だけでなくドラマ作品も網羅した全作品データベースが盛り込まれているという。


     インタビューでは、少女時代・青春時代を述懐する「女優前夜」から、“シラケ世代の寵児”と呼ばれていた鮮烈なデビュー当時の状況を語っているほか、女優としての試行錯誤などを吐露しているようだ。なお、本書の連動企画として10月17~30日、東京・シネマヴェーラ渋谷で「秋吉久美子映画祭」(仮題)が開催される予定だ。

  • 記事一覧に戻る