シネマニュース

全興連、映画館における換気実証実験を実施 開始から20分後にはスモーク消える映像公開

2020年7月31日

  •  全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)はこのほど、興行場での空気の流れを可視化した「映画館における換気実証実験」を実施した際の映像(https://youtu.be/yAIoeIOAdKM)を公開した。2分38秒に及ぶ同映像は、愛知医科大学感染症科・三鴨廣繁教授の監修、愛知県立大学看護学部・清水宣明教授の実験協力により、6月23日に撮影された。


     新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の映画館は4月から長期の休業を余儀なくされ、多くの新作映画は公開延期となった。映画興行では、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」で示されたガイドラインに基づき、全興連が業界独自のガイドラインを策定。業界全体が一丸となって感染防止策に努めている。


     映画館は、これまでも興行場法に基づいた館内空調の常時換気を行うことを徹底しているが、GEM partnersが実施した映画館に対するアンケート調査によれば、「映画館が危ないと感じる理由」として換気に対する疑念が多く見受けられている。そのため、来場者の不安を取り除き「映画館は密閉空間ではない」ということを実証すべく、専門家の指導のもと劇場内の空気の流れを可視化する実験が行われた。


     実験では映画館内(客席数352席)にスモークを充満させ、完全に消えるまで何分かかるかを検証。噴射開始後、場内に充満したスモークはスクリーン下の排気口から徐々に排出され、20分後にはほぼ全てのスモークが消え、新しい空気に入れ変わる結果となった。この映像は「映画館に行こう!2020」キャンペーンのサイトをはじめ全国の映画館、各興行会社の公式サイトなどで公開される予定だ。

  • 記事一覧に戻る