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米ドラマ脚本の基本「4幕構成」とは?CMで視聴者を逃さないテクニックを解説

2020年10月18日

  •  ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)に所属する、米LA在住のフィルムメイカー/映画ジャーナリストの小西未来氏が、ハリウッドの業界用語を通じて、ドラマ制作の内部事情を明かします。


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     日本のバラエティ番組は、コマーシャル(CM)に入る前に「答えはこのあと!」などと煽ることが多い。視聴者の好奇心を掻き立て、CMのあいだにチャンネルを変えさせないための工夫だ。実は、この手法はアメリカのテレビドラマでも用いられている。さすがにテロップを出したり、ナレーションで訴えたりするような露骨なことはしないが、CMに入る前に続きが気になるイベントを発生させている。主人公が絶体絶命に陥った様子を見せたまま、結末を見せずに物語を終了させる手法をクリフハンガーと呼ぶが、アメリカのドラマにはコマーシャル前に必ず小さなクリフハンガーがあるのだ。

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