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聖職者になりすます事件はなぜ起きた? 「聖なる犯罪者」脚本家が明かす3つの理由

2021年1月13日

Photographer:Mateusz Nasternak

  •  過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描くポーランド映画「聖なる犯罪者」が、1月15日から公開される。脚本を手掛けたのは、本作のヤン・コマサ監督とタッグを組んだ「ヘイター」も話題になった新鋭マテウシュ・パツェビチュ。20代の若さでありながら、現代に生きる若者の実存を鋭く描き出したパツェビチュに話を聞いた。


    【画像】目バッキバキ!「聖なる犯罪者」場面写真


     信仰深き元受刑者ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)は、刑務所から出所した後に立ち寄った教会で、新任の神父と勘違いされる。やがて、神父として村人達の信頼を勝ち得ていくが、善と悪の境目を超えた衝撃の結末を迎えることになる。


     パツェビチュはニュースで実際の事件を知ったといい、「事件があったということだけ聞いて、最初はそれに基づいた物語を書き始めたのですが、一つの事件のことだけを書くとドキュメンタリー調になり、私のスタイルではなくなってしまうので、自分でもアンテナをはって、聞いた事件と似たようなケースも取り入れて書いていきました。いろんな風に解釈ができるので、映画にする価値があると思ったんです」と明かす。

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