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富司純子「椿の庭」で演じた“絹子さん”は「私のベストワンじゃないかと思うほど」

2021年4月8日

(C)2020"A Garden of Camellias" Film Partners

  •  写真界の巨匠・上田義彦が初めて映画監督に挑戦した「椿の庭」が、4月9日から公開される。本作は、上田監督が自身の記憶、節々の出来事で感じ取った感情を書き留め続けた“言葉”を土台に脚本を練り上げ、構想から十数年の歳月をかけて完成へと至った意欲作だ。このほど、主演を務めた富司純子が、本作への思いを明かしてくれた。


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     脚本、撮影も担当した上田監督は、写真家として24歳から活動をスタート。卓越した美学で撮影された作品は、国内外で高い評価を得ており、2014年には日本写真協会作家賞を受賞している。巨匠の映画監督デビュー作に主演するのは、富司とシム・ウンギョン。そのほか、鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水紘治が脇を固めている。


     椿が咲き誇る一軒の家に住む絹子(富司)と絹子の娘の忘れ形見である渚(シム・ウンギョン)、そしてそこを訪れる人々の1年間――富司が主演として映画作品に参加するのは、06年に公開された「待合室」以来のこと。参加の経緯について「上田先生から台本にする前の段階のものをいただいて、それを読ませていただいた上で了承させていただきました。本当に素晴らしい映像がどんどん目に浮かんでくるような台本だったんです。これはもうぜひやらせていただきたいと思いました。この段階でそこまで思わせてくれたのは、初めての体験です」と説明する。

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